命が燃え尽きるまで人の命は、ロウソクの火のよう。去年亡くなった、国宝の「死神」は秀悦だった。薄気味悪い死神と入った穴蔵の中、たくさんのロウソク。自分の短くなったロウソクを見つけて、慌てる。燃えさしに火を移そうとするくだり。悲哀さえ感じる。命が燃え尽きるまで、命にしがみつく。人の性なのか。あの噺、小三治でもう一度聞きたかった。
9/14/2022, 1:27:49 PM