あなたに初めて会ったのは、どこだかわからないローカル線の終点だったね。
失恋やら仕事のミスやらなんやらかんやらで、涙が出なくなるほど泣いて崩壊してたの。
誰も声をかける人はいなかった。
そんな私に
「あれ?君も迷子?」
「僕電車苦手でさ、もう何に乗ったらいいのかわかんないだよね。」
笑えない事をひまわりのような笑顔で右手を差しのべながら言ったよね。
すごく嬉しかった。
あの時から私の人生が変わったの。
それまでの私は他人の目を気にしてばかりいたの。日に日に自分がどこか飛んで失くなりそうで怖かった。
私、あなたの笑顔が好きなの。
あなたの笑顔みるためなら頑張れるの。
あなたの笑顔が曇る前にあなたに手を差し出すの。
あなたにもらった笑顔を返したいから。
それが私の幸せ。
8/10/2022, 1:56:23 PM