おまえの死体

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4年前の私へ
女子高生。ずっと憧れていたその響きの煌めきを体感した4年前。
私服校に通っていた私はなんちゃって制服を着てニーハイを履き、厚底にMCM。今思えば痛い女子高生だったな。なんて思う。

6限終わりに小さな電気だけつけて友達としたお菓子パーティー
授業を途中で抜けて友達とカラオケに行ったあの日
ひとつ上のクラスに友達がいるから、と顔を出した日
本当はそのクラスに好きな先輩がいたから。ということも。

君の目は輝いていた。

高校生、そのキラメキはもう戻らない。
人生の中できっと1番濃かったであろう3年間なのに、過ぎ去っていく日常に身を任せすぎてあっという間だったね。

4年前の私は、4年後も制服を着ているだなんて思いついたかな。
4年後の君はラブホテルで制服を着て、一回り、2回りうえのおじさんと抱き合っているよ。

戻りたい、と言えば戻りたいのかもしれない。
でも戻りたくもないような。

人生に後悔はしてないんだよ。
毎日泣き崩れて薬を飲んで手首に傷を残していた数年前の私。
笑える日が来るよ。きっともうダメだって思っているけど、君の頑張りのおかげで笑える日が必ず来る。

もしタイムマシンが発明されて、過去にも未来にも行けます!なんて言われても私は現在に残る事を志願するだろう。

こんな人生も悪くないね。

3/9/2024, 5:44:55 PM