愛されたい

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「先生。俺、貴方の様にはなれません。」
「あぁ、そんなのどうだっていいさ」

薬を砕いた音とそれに混じった貴方の匂い
何時忘れることか分からない
その匂いが好きで、追い掛けて、
追い付いたと思ったら居なくなって。

「...何故なんですか。何故貴方は、」
「君さ、私の匂いが好きで追いかけたんだろ。
だったら匂いが着くまで私のモノで居なさいな。」
「はい」

俺はまた、貴方に揺られる

--《ブランコ》

2/2/2023, 3:19:18 AM