静寂に包まれた部屋
夜中。枕元のほのかなライトを頼りにそっとリビングへ向かう。
家族は全員二階で寝ているから、静かに書き物をするには一階が一番なのだ。
茶色のペンを紙に立て、今日の反省とよかったことを書き連ねる。
これが嫌だった、これが嬉しかったと書いているうちに今日という一日が記憶から消えていく。
頭の中でいつまでも反省を反駁するのは悪い癖だ。全部なくしてしまおう。そうしているうちに何があったのかすっかり忘れてしまう。
今日も静かだ。
今を感じることを最後に、眠りにつく。
明日も静かでありますように。
9/29/2023, 10:58:48 AM