少し、現実から離れたかった。そういえば、ここをまっすぐ行けば海につくんだったけ。今でもすぐ行けるような距離だけど、全然行ってなかったな。そう思い、ふらっと海に寄ることにした。着いた途端、さざ波に圧倒される。何故か、小さい子達のはしゃぎ声が遠くに聞こえる。そこまで通っていた訳じゃ無いのに、海の匂いが懐かしく感じる。五感に身を任せて、突っ立っていると生ぬるい水滴が頬をつたった気がした。
10/30/2022, 11:10:47 AM