小学生の時の、少し奇妙な奴の話…仮名をKとする。 Kは第四学年で俺のいる組に編入した転校生で帰国子女だった。 見慣れない目と髪の色をしていて、男子にしては珍しく下ろした髪をうなじあたりで結っていた。 自分以外の人間の間でコミュニティが出来ている 知らない国の知らない集団に1人放られたというのに、Kは同い年とは思えないほどに落ち着いていて、どこか大人びていた。
10/25/2024, 11:33:06 AM