ぺんしる

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今日は、私、川羽舞の誕生日だった。
公園に行った時のことである。

「あ、あの!春くん。」
(今度こそ告白しなきゃ…)
「舞ちゃん、どうしたの?」
すると、春くんがこちらを向く。
「実は、前から春くんの事が好きでした…!」
そして私は目を瞑る。
「ごめんね」
「え?」
私は思わず声を出してしまう。
(やっぱり振られちゃった…)
そう思って、私は駆け出した。
「ま、待って!舞ちゃん!」
「な、なに…?」
私は春くんの方を向く。
「おいついた。…ごめんね、舞ちゃんから告白させちゃって。」
私の頬が赤くなる。
「僕も舞ちゃんの事好きだよ。付き合お。」
「うん…!」

私のプレゼントは、これだけでいいや。
 

12/24/2022, 4:47:01 AM