夢の犬

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バカみたい

お前には才能がなかった
だから、理解ができなかった

お前はいつも笑っていた

確かに、僕はバカだね

そんなことを言って、笑っていた
お前は努力家だった

やがてお前は俺を超え
軽蔑の目を向けられていたお前は
賞賛の拍手を貰うほどになった

掌を返すのは好きじゃない

確かに、それもあるかもしれない
嫉妬しているのかもしれない

だが、俺はお前の粗を知っている
皆の言う完璧なお前は、俺には見えない

バカみたい

努力を忘れたお前に、この言葉は似合わない

3/22/2023, 10:39:35 AM