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身の程知らずな私の恋。痛々しいくらいに美しく、純粋で無垢な君。軽く触れただけで容易く壊れてしまいそうな儚さを感じる。希望と愁いとが織り交ざったような、淡い瞳には、希望と愁いとが混在しているような気がする。たった一度だけ私に見せた笑顔は、どこか寂しげだった。彼の紡ぎ出す言葉に一喜一憂。会う度に異なる表情を見せる。まるで月の満ち欠けのよう。満ち欠けに伴って揺れ動く私の想い。

かくとだに えやはいぶきの さしも草
さしも知らじな 燃ゆる思ひを

これほどまでに恋焦がれていることを君は知らない。
ああ、神様。私と彼を出逢わせたのは貴方なのですか。貴方は彼の胸中をご存知なのですか。

7/5/2024, 8:01:09 AM