いつの時か残していった口紅に触れるたびにこんなものだけ置いていくのは、君はひどいやつだとしみじみ思う不器用に塗りたくって唇の端をはみ出し、それでも乗っかる紅い色またやり直して、今更戻ってきてとは言えるはずがないからこんなちゃちな華に頼っている、どんな顔だったのか思い出したくもないくせに
10/3/2022, 3:16:53 PM