お題「きっと明日も」
突然だが私は、嘘つきである。
話を盛ったり、普通に嘘をついたりするのである。
所謂、クズである。
なぜ私がクズになったかと言うと、ある事実に気づいたことから始まる。
「私は、私ではないのだ!!」
もっと厨二病的な言い方をするならば、
私が本来の私を制御しているのである。
というのも、人には理性と本能があるであろう?
子供の頃から、本能の私は理性の私に負けっぱなしなのである。
実を言うと、私は実際はコミュ障で自己肯定感の低い人間である。
でも、小学生どころか保育園生からそれでは親に迷惑をかけるのではないか?
それこそ、弟も産まれたばかりだと言うのに共働きになって、心配などさせてられるか!!
だから、元気で可愛い女の子になろう!!
私は決心したのだ。
当初、虐められていたが気にも止めていなかった。
だって、心配されたくないから。
だから、誰にも迷惑をかけないように、自然に振る舞う。
優しくて、可愛くて、年相応の精神年齢を持った素敵な可愛い標準の女の子。
、、私がいい子だったら、きっとお母さんも愛してくれるよね。
でもさ、分かってたけどさ。
弟の方が、可愛がられてた。
生まれて初めて嫉妬したのは、弟だった。
何をやるにもお粗末で、馬鹿でだらしなくて、迷惑しかかけない弟が、なんで、、
なんで、あいつばっかり。
なんで、俺は二の次なの、?
どうして、ねぇ、どうして???????????
俺が年上だから?可愛げがないから?1番目だから??女の子だから?気持ち悪いかなぁ?ねぇ、答えろよ
なんで、なんであいつばっかり
なんで?ねぇ、なんで??????????
でも、そんなこと言えないよね。
だって、アタシはいい子なんだもん。
辛くても、苦しくても誰にも言えない。
言っちゃいけないんだ。
一人で泣いていれば、誰かの視界を汚すこともないし。
昔から、ずっとそう。
子供っぽいかな?あはは
明日も、明後日も、その先もずっと。
誰にも言わないし、言えない。
墓場まで持っていくから、心配しないでね。ママ
9/30/2024, 10:53:46 AM