太陽の下、どこまでも続く長い道を旅人が歩いている。
旅人は少し休憩しようと、川の近くにあった大きな岩に腰をかけた。
すると、空がだんだん曇ってきて、強い北風が旅人を襲った。
旅人は、着ているものが飛ばされないよう必死に押さえる。
尚も風は止むことをせず、どんどん吹いてくる。
「うぅ……寒い。もう一枚着よう」と旅人は鞄から上着を取り出し、それを着込んだ。
暫くすると、北風は止んだ。
今度は太陽が顔を出し、暖かな陽射しを旅人に届ける。
旅人はさっき着たばかりの上着を脱ぎ出した。
太陽の光にキラキラと輝く川を眺める余裕も出てきた。
しかし、そんな事もつかの間、太陽は陽射しを強めてきた。
「何なんだ?おかしな天気だな……あぁ、暑い!」
旅人は我慢できず、着ていた物を全て脱ぎ、川へ飛び込んだ。
11/26/2022, 1:49:59 AM