私はあなたを知らない。君の目を見つめると、それがわかる。真っ黒な虹彩で、長いまつ毛が影を落として、澄んでいるはずの君の目が何故か仄暗い霧にかかったように見える。あのままが良かった。幾度となく私と対話を繰り返した君がそんなことを言うなんて。変わってしまったの、君は。だから、あなたをわかるはずがない。
4/6/2024, 1:36:19 PM