NoName

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走って、走って
それでも追いつけなくて
距離が開くばかりだ

息が上がった私の前を
散歩でもしているかのように歩く
そんなあなたの背中をずっと見てきた

少し霧がかかった
追いつきたかった背中が
憧れた大きな背中が
段々見えなくなってきた

卒業まであと1ヶ月
それまでにあなたの横で
顔を見ながら歩ける日が来るだろうか



#君の背中

2/9/2025, 3:25:08 PM