翠蘭

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雲一つない快晴
丘の上で地面に座り込む2人
俺は少し腰を丸めた
俺より少し低い肩を
背筋を張って寄せてくるから

ただ黙って辺りを眺める

下に建ち並んでいた建物は跡形もなく崩れ
人々の喧騒に塗れた交差点も
今では静まり返っている

見たこともない明るい
流星群が降り注ぐ
もちろん俺たちの方にも

綺麗だね。

小さな頭に俺の頭を重ねて
そう問いかける


繋がれた手は硬く握られていた



「世界の終わりに君と」

6/7/2024, 12:48:07 PM