過ぎ去った日々を思い返しても特に無意味な事には、いつも我に返ってから気付く。
過ぎ去った日々を思い返しても思い返している間の時間が無駄になっているだけだという事には、いつも我に返ってから気付く。
過ぎ去った日々を思い返しても今日、今という現実がある事には、いつも我に返ってから気付く。
過ぎ去った日々を思い返しても何も良い事は無いんだと分かっている。けど、思い返す。無意味で時間の無駄で、現実がある事が分かっていても思い返してしまう。
過ぎ去った日々に戻れたら良いのに。
今日、今という現実なんて要らない。
私には必要ない。
私が欲しいのは、過ぎ去ってしまった日々。
過ぎ去った日々を思い返しても何も良い事は無いんだと分かっている。けど、思い返す。無意味で時間の無駄で、現実がある事が分かっていても思い返したい。
そんな日々はもう、過ぎ去っている。
【過ぎ去った日々】
登場人物
私…名前 要 イルァ(かなめ いるぁ)
年齢 十六歳
性別 女
3/9/2023, 10:59:10 AM