[無色の世界]
幸いなことに、
私は色を感じなかった時が記憶にない
無音な世界は、感じたことがあるが···
両親を亡くしたあの日から2~3か月
私は無音の世界を生きていた
毎日をどう過ごしていたのか 覚えていない
ただ必死に日々を過ごしていた
そんなある日 商店街を歩いていたら、
大好きなアーティストの曲が流れてきて
私の耳に届いた
ブワッ
一気に全身に血が通ったような感覚に驚いた
自分が音(音楽)を受け入れられないほど、
心に余裕が無かったのだと···
こんな感覚を味わうくらい、
自分が音を欲していたと気づいた
無色の世界、このまま知らずに過ごしたいな
4/19/2024, 3:07:56 AM