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嘘をついたわけではなかった。足元が崩れてどこまでも落ちていくような不安は、それが杞憂であるかないかをまだ判断できないために、振り払うことができずにいる。しかし、いくら考えたところで、過去に答えはないのだ。この先選んでいく道にこそその答えはあり、だからこそ、この道を進むほかはなく、実際には少し躓いた程度のことしか起こっていないのだ。
『岐路』

6/8/2023, 4:26:36 PM