「再来」
夜に眠り待つように草花が蠢く
何十年何百年繰り返してきた
芽吹く世界にはもう言葉など要らないくらい
分かりきった答えがあるんだ
ただ春の暖かな風が頬をかすめるだけで
再び相まみえるように未来は動き出しつぶやく
ただいまと返すおかえりみたいに
星は輝き青に消える
当然のように永遠などなくて
だから僕等はいつだって未来を信じて
今”を生きていくんだ
産声の言葉に耳を傾けたり
風の行方を辿ったり
見つかるはずのない答えを考えるより
ただ素直に瞬間の幸せを抱きしめ笑いたい
いつかの悲しみさえ遠い明日に輝き繋がるように
夜に堕ちて光る
当然のように永遠などなくて
終わりだって永遠にないと信じて
今”を生きているんだ
何十年何百年繰り返したって
変わらない空の下…仰ぐ子供たちの笑い声
いつか僕等が消えても再び逢える希望になれ…☆
1/8/2024, 6:24:16 AM