NoName

Open App

ぼろぼろと涙が溢れた。朝日が眩しかった。もう終わったのだ、と思った。でも、それは、本当に? 頑張って、頑張って、頑張って──ようやく終わった、はずだ。真夜中の戦争は多大なる犠牲を出して終結し、眩しい太陽が顔をのぞかせ始めた。もうこれからは明るいことばかりが待っている。夜に罪を置き去りにして、陽の光の元でただ目標に向かって進めばいい。分かってる、分かっている、そうするべきだそうしなければならない。そんなこと重々承知していて、でも。

「む、りだ……」

明るい今日?平和な明日?そんなもの、そんなもの!失ったものが苦しくて、失ったものが悲しくて、背負った罪は重すぎた。あぁ、眩しい。光は自分を焼いているのだ。全てから逃れるなんて、できやしない。許せるはずもない。永遠に夜であったなら良かったのに、なんて。どうしようもないことを独りごちた。

1/4/2026, 8:30:10 AM