たそがれ 何を見るでもなく、ぼんやりと窓の外へ目を向けると枯れた樹木が眼に入り嫌気が差す。 世話はちゃんとしていた。 今年の夏は暑すぎたのだ。 影も用意して、水はたっぷりやったけどだめだった。 どんどん枯れて、葉が焼けて落ちた。 ごめんね。 そう思いながらも枯れ枝を抜くでもなくただ見る。 誰彼が、罪の色に変わるまで。
10/1/2023, 10:19:58 PM