-あなたがいたから-
死のうとしたことがある。
ロープで輪っかを作って、高いところに引っ掛けて椅子を下まで持っていって登り首にかけた。
死にたかったわけじゃない。
ただ、ただ生きていたくなかった。
消えたかった。
ならなぜ今ここで日記をかけているか?
それは好きなアーティストの新曲が聞けなくなるからだ。
は?
ほんとに(ー́ωー̀ )は?でしょ?
最後に好きな曲を頭の中で流そうと選曲してただけなのに…。
でも、あの時の私は私のいなくなった後の世界を想像できたんだ。
ふいに現実的になって私のお葬式(仮)が脳裏に浮上した。
さほど仲良くなかった人の残念そうな顔や、「そーいや悪いこと言ったかな」なんて思われた日には、閻魔様に有給取って地に降り立ったら走って探してその勢いのままけちょんけちょんにしたるわぁっ!
その瞬間椅子が滑った。
ロープが食い込む。
変に滑ったから食い込む場所が…そこじゃない!
椅子を蹴り飛ばし、紐をぶら下げてた金具が折れ曲がり顎を赤くした私が家のリビングに行き母に「死ねなかった」と泣いた。
ラルクがいなかったら…もっと遡ればTETSUYAがKENと幼馴染で音楽を始めHYDEさんを口説き落としてゴタゴタ(のあとのファン)してyukihiroが自然に加入してグランドクロスツアーに行ってなかったら。
あの時ラルクがいてくれたから
死ねませんでした。
今は色々手放せないけど、あの時の私にはラルクだけだった。
心配しなくても、私は毎日少しずつ一生懸命ゆっくり死んでいってる。
6/20/2022, 6:19:04 PM