NoName

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この道の先に小さな公園があった。誰もいないみたい。そうだ思い出した。ここは私がまだ幼い頃1人で遊んだ公園だ。
やっぱりここは誰も遊んでないみたい。あれ、誰かいる。女の子…?
「ねぇ、どうして1人で遊んでるの?」
女の子に話しかけてみた。
「ここ、誰もいないから私の秘密基地なんだよ!」
「そうなんだ。お姉さんもあそんでいい?」
とても可愛らしかった。

ブランコにのってしりとりで遊んだ。
すべりだいで、どちらがはやく逆からのぼれるか競った。
鉄棒で逆上がりを教えた。

「もう5時だ。そろそろ帰らなくっちゃ!お母さんのご飯がまってる。」
女の子は口を開いた。
「1人は危ないからお姉さんがついていくよ。」
女の子と一緒に手を繋いで帰った。今日のご飯はカレーらしい。
「お姉ちゃんありがとう!」
「うん。じゃあね。」

そっか。これは私の記憶か…

7/3/2024, 11:28:26 PM