夜の海。その暗い空と黒い海の狭間に誘(いざな)われるように。わたしは波打ち際へと立った。君の顔が浮かんだ。先ほどまで穏やかな顔を見せていた海に途端に恐怖を感じてわたしは思わずあとずさった。そこから先の記憶はない。気がつけば、太陽が顔を出していた。
8/15/2024, 10:41:23 AM