《流れ星に願いを》
友達:最近落ち込んでるよね?
どしたの?
私:そうかな?元気だよ
大学は県外行くからもうそう多く会うことは出来ない
だから寂しいなぁ
なんて口が裂けても言えない
絶対何か言ってくるだろうし、
しまいには私もそこ行く!
なんて言うだろうなぁ。
無理だよねぇ~…偏差値がかなり高いから、
多分、この友達はついてこれない
申し訳ないけど
友達:あ、今日誕生日だよね?実は誕プレ持ってきたんだぁ~!
私:え!?マジで!?うれしい!
友達:お誕生日おめでとう!この前推しのライブがあって、たまたまあんたの推しのグッツも
買えたから、買ってきちゃった!ティーシャツとサイン入りの色紙と、キーホルダーと、ミニスノードーム!
これ全部誕プレ!!
私:うれしい!!でも、…こんなにいいの?高かったでしょ?お金渡すよ。
友達:いいの!友達のよろこんだ顔が見れただけで、それだけで十分だから
だって大学は県外なんだよね?
私:え、何で知ってるの?言ってないと思うけど
友達:私は顔が広いんだよぉ~!あんたのお母さんのLINEも持ってるから!
私:、、ありがとう、、本当に
友達:いいんだよ…いつも不甲斐ない私なんかと遊んでくれて、助けてくれて、こちらこそありがとうだよ
こんなに私のことをよくしてくれる友達なんて他にいない
たった一人の存在
この三年間離れることなくずっと過ごしていたぶん、お別れは悲しいなぁ
別れたくないなぁ~…
ずっと一緒にいたいなぁ
私:このまま時間が止まればいいのに
友達:そうだね。
私:実はさ…………私……本当はその学校行きたくない!いい国立大学だからって、親にはいれって言われて…
別れたくないっ……!行きたくないっ……!卒業したくないよ……!!
友達:私も一緒の大学行けたらいいんだけど、無理…だよね笑
友達:あ!流れ星!!お願いごとしなくちゃ!!
お願い!私を友達と同じ学校に入れてください!!
私:……言っちゃだめじゃん…w
友達:そうだった…!!よし!もう一回!!!今度こそお願いします!!
私:………私のお願いごと…かなってほしいな…
«この友達が、一生笑顔でいれますように»
4/26/2023, 7:31:00 AM