俳句er

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「遠い日の記憶」
僕は色んなことを経験したから、都合良く事が運ばないことは知っている。
何年も前の話だ。
僕は予防接種が大の苦手だった。
注射を打つくらいなら死にたいと思うほどに。
だから、
どうにかして注射を打たなくていい方法を考えた。
子供の発想だから今考えるとバカらしいが、
当時は真剣だった。
医者に挨拶をすればいい子だと思われ、
注射を打たなくていいと思ったんだ。
つまり注射は、
悪い事をした子供が打たれるものだと思っていたんだ。まぁそんなことは上手くいくはずもなく、
普通に打たれた。
その日の夕食は僕の大好きなお寿司だった。
都合のいいことなんてない、
でも予期していない良い事は起こりうる。
僕に大切なことを教えてくれるのはいつも、
遠い日の記憶

7/17/2023, 1:12:39 PM