「始まりはいつも」
最初は何もかもきらきらして見えた。
どんなに辛いことだと言われても盲目的に憧れた。
いつか自分も、と輝かしい姿を想像しては気分が高揚した。
でも、始めてみて実感する。
経験が浅い。知識がない。技術が拙い。
気持ちでは負けてません、なんてみんな思ってること。
いわば負け惜しみに近い言葉だ。
ほんとはわかってた。
実際はきらきらなんてものじゃないこと。
憧れだけで辛いことが辛くなくなるなんてないこと。
輝かしい姿になれる可能性はとてつもなく低いこと。
それでも、私はいつも思ってしまう。
「新しいことを始めてみたい」と。
10/20/2023, 2:43:56 PM