小学校の卒業式。もうこの単語すら懐かしく感じる。あぁ歳をとったなぁ、コソッと囁いた私の声は君に届いたようで。今まで一緒に歳をとってくれてありがとう。これからもずっと一緒に歳をとっていこうね。プロポーズ紛いのことをされた。もちろん!私は笑顔で返した。あの時からまた時がたって、私の隣に今、君はいない。縁側で、一人で座っている私は会いたい。と呟いた。家の中では子供たちがドタドタと忙しなく走り回っている。歳をとるのは私だけになってしまいましたね。また会う時にシワシワになっていてもびっくりしないでくださいね。そう心の中で話しながら左薬指に光っている指輪に涙を垂らした。
解説
最初は10代の頃の話。次の場面では60.70と言ったところか、そこで、彼女の言っている君。とは10代の頃に話していた彼。結婚をして、子供たちも生まれ、孫もいる。でも、彼が隣にいないのが寂しくて会いたくて仕方がない。彼女はそう思っている。
余談ですが私は小学校の卒業式で全員でダンスを踊ったのが懐かしい思い出です。今まで色々あったけれど、それを乗り越えられる。乗り越えられた仲間たちと一緒に居られたことがとても楽しくて、でも終わりの時間が来るにつれ、寂しい気持ちで、溢れていました。卒業式が来て、中学に入り、どれだけ時間が経っても、卒業式が忘れられず、辛い時には会いたくなって、寂しくなって、悲しかったです。でも、どれだけ辛くても、どれだけ、寂しくても。どちらにしろそれには終わりがあると思います。昔のことなど思い出すな、過去を振り返るなと言う人もいますが、過去にはかけがえのないもの思い出や、甘酸っぱい物語など、辛い事以外にもあります。今までどうやって乗り越えてきましたか?辛いなら昔のことを思い出して、浸ってみるのもいいのではないでしょうか。少なくとも、私はあなたを応援しています。あなたが幸せで、楽しく生きていけることを願っています。
主より。
10/30/2022, 2:57:01 PM