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あまりにも濃い2週間だった。
人生経験が豊富だと胸を張って言えるぐらい濃い経験をした。キミは遠くへ行ってしまったけど思い出の中のキミはとても生き生きとしていて思い出す度に僕のずっと近くにいる気がするんだ。

眠そうに欠伸をかみ殺すキミも、不貞腐れているキミも、満面の笑みを浮かべているキミもありありと思い出すことが出来る。

僕は足でまといになったはずだ。なのにキミは僕を守ってくれた。
近くにいるだけでいいんだ、いてくれお願いだ。と優しさの中に焦りを滲ませた顔でキミは言っていたね。僕はキミがそんな顔をするのを初めて見てびっくりしちゃったのを覚えてるよ。

キミとの思い出が色褪せていくにどれくらいの年月がかかるだろう?一生かけても到底無理かな?キミのことを忘れようだなんて何回もやってみたよ。でも出来なかった。心の奥底で僕がそれを拒否していた。

過ぎ去っていく日々の中にキミを見出してしまう僕をキミは笑うだろう。でも僕なりに不格好に生きてみるよ。

過ぎ去った日々

3/9/2024, 10:21:36 AM