眠れないほど誰かを想う夜があるというのは一体どんな気持ちなのだろうと考えたことがある。
皆はそれをまるで高尚なことのように主張するけれどドロドロとした虚栄心と、まるで自分が主人公になったような高揚感で周囲が見えなくなっているだけではと1人ごちる。
そんな自分もまた悲壮感に酔った周りとは違う自分を演出した痛いやつと見えているのだろうか。
悲劇のヒロイン、ヒーロになったような気分で、今日もただただ1人窓から覗くしらんでいく空を睨みつけながら思考した。
眠れないほどの不満を抱きながら。
12/5/2023, 2:29:29 PM