NoName

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ブランコに似合わない背丈でリズム良くギコギコと足を揺らしぼーっと佇んでいると、頬に暖かいものが触れた。顔を上げなくなくても誰か分かる。
年相応の好物を受け取りその暖かい中身でいっぱいの光沢のない外装の温もりを…感じとる。

僕はそこで狙ったように顔をあげる。


「ありがとう」

ありがとう以外の感謝の言葉はないのだろうか?決して言い方を変えたいわけじゃない。とにかく一方的にでも素の気持ちを伝えたかった。いつも言ってることが更に伝わるようにプラスで微笑む努力もした。
ああ、疲れてるはずのに嬉しい。こんな所で会える君が欲しい。

2/1/2026, 11:06:57 AM