あおい

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家を出ると真っ白な雪で辺り一面おおわれている
彼女は、「寒いね」と僕にニコッと笑顔を向けて走り出した。
俺は聞こえるか聞こえないか程度の声で「そうだね」といい、俺も彼女の後を追いかけた。
「ねぇねぇ、雪だるま作ろう」そういう彼女に「いいよ」といい、2人で雪だるまを作った。
楽しかった!
彼女「ねぇねぇ」
俺「んっ?」
彼女「やっぱりなもなーい!」
たわいもない会話。でも横には俺の大好きな人がいる。それだけで幸せ!
彼女が急に雪になにか文字を描き始めた。
後ろからきずかれないように覗き込んだ。
(ILoveYou)と書かれていた。
俺は嬉しくてつい「俺も」と小さい声が出た。
彼女に聞こえていたらしく、彼女は首をこっちに向けて「も〜見ないでよ!」と顔を赤らめて照れている。
俺は彼女をじっと見つめていた。
そしたら、急に雪を投げてきた。
どうやら恥ずかしかったらしい。そんなとこも可愛い。俺はこの瞬間彼女を好きになってよかった。そう思った。
俺「ねぇねぇ」
彼女「ナーニ?」
俺「愛してる」
彼女「どうしたの?急に」
俺「言いたくなったw」
言った俺も照れるけど、彼女も照れてる。
お互い雪遊びを終えて 家に入り温かいホットミルクを飲んでたわいもない話をした。
いつにまして幸せな時間
外は真っ白
でもそれ以上に俺と彼女の間には、明るい光で包まれている。
「幸せ」それだけで、俺たちは生きてる

1/29/2023, 11:04:46 AM