ヨル

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風が吹く。
屋上の柵にゆっくりと歩いて、止まった。
ここからの景色は、すごく幻想的。
夜景の中で一番だった。
「別れよう」
私の頬が水で濡れていくのがわかった。
私の横を通って、いままでの思い出が嘘のように去っていった。
ねぇ、どうしたの?
わたし、なにかした?
もう、わからないよ…

9/18/2022, 10:27:28 AM