イザナ

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私が暗がりに沈めば
それより下の泥濘で
あなたは添うように
目と鼻の先で溺れてみせ

私が煌めきに上れば
幽玄なる闇の後ろ髪を伸ばさせ
虚無と孤独を喚起せしむ
それを引っ張ることで

只中、半ばに満たぬあたりまで
私たち二人で向かう絶命への
否、私たち一人の人間と今まで

あなたが、私が、
在ったお陰で
ここまで、

ね。

6/8/2025, 3:05:35 PM