私は大好きな図書館で大好きなあの子と一緒に本を読んでいた。
「本変えてくるね。」
あの子はそう言って静かに席を立つ。
あの子が本を選んでいる間私はずっと本を読んでいた。
するとどこからか綺麗という声が耳に入る。
そちらを見てみると本を選んでいたアルビノのあの子の長い髪が日差しに照らされてきらきらと輝いている。
周りの人が見入っていたように私も見入っていたらしい。
気がつくとあの子は私の元に来て読みたい本なかったからもう帰ろうと手を引く。
私は本をあった場所に返し、あの子と手を繋いで長い道を歩く。
7/2/2021, 11:23:08 AM