あなたが見せてくれた世界がありました
その世界に触れたくて私は会いに行きました
まだ年端もいかない幼い頃の私は
あなたに憧れたのです
あなたのような大人になりたいと
あなたに憧れました
あなたは時には兄のよりも兄らしくて
あなたは時には父のように大きく暖かくて
あなたは時に優しく傷みに寄り添い愛に深くて…
幼い私が遠くに住んでなければ毎日
あなたの横で稲が育つのを見たかった
あなたが育てる稲と共に
大きくなりたいと思ってました
今も私は何も変わらずに
あなたのような大きくて暖かい人でいたいです
あなたに憧れた幼い頃と同じ気持ちでこの街で生きてます
あなたの背中を追いかけて…
……
刈りたての稲の海
広々と…
レールの響きが
眠りを誘う
出て来て良かった
小さな部屋から…
数えきれぬ迷いを振り切って来た
明日も揺れる2本のレールの上
しばらくは旅の美空 心ゆくまで…
つぶさに見る事はできなくても
時間をかけてこの手にする
明日も揺れるディーゼル車の中
窓辺にもたれたレールの響きに身をまかそう
レールの響きに身をまかそう…♪
車窓 来生たかお
鳥海山よ!!美しき大自然よ!!ありがとう!!
3/1/2024, 9:52:08 AM