題:突然の君の訪問。
私が悲しむ度に
君は私のドアを開けに来るんだ。
君を見ると何故か涙が出てきて、
帰らないで欲しいと願ってしまっている。
この前突然、
私は悲しんでいる訳でもないのに、
私のドアを開けに来た。
「僕はね、君が大好きなんだ。だから君が辛い時、僕は助けに行くよ。ドアを開けに来るよ。」
そう言って帰って行った。
何日かすると、急に心がズキンッと痛くなった。
悲しい訳でもじゃない。
すると、勝手に体が動いた。
気付くと私は君のドアの前に立っていた。
私はドアをコンコンと叩いた。
ドアが開いた先で、
君はうずくまり目には光がなかった。
私はそばに居き君が私にしてくれた事と同じように
隣に座り、背中をさすり、ギュッと抱きしめた。
君の目からは大きな涙がこぼれ落ちた。
8/28/2023, 12:27:30 PM