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私はある日、木が一本のみ生えた草原に立っていた。何故ここにいるのか、どうしてここにいるか等分からずに、ただただ立っていた。空は清々しく、地は草花が生き生きとしているその空間は、私の心を動かすのには十分なものだった。意味もなくその場から走り出し、何も考えずに草花の匂いを取り入れた。息が切れ、改めて当たりを見渡すと、そこには何もない。アァ、ナニモナイノニココロオドル。ソノ瞬間コソ、動物ノヨウニ本能ニ任セテ行動デキル場所コソ、私ガ求メタモノデアッタ。

10/9/2023, 3:25:21 PM