Seaside cafe with cloudy sky

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【旅の途中】

「今日のお題は【旅の途中】だそうですよ、アラン」
「まさに僕のことじゃないか、エルンスト。なんだか続きが滞っているみたいだけど……僕の旅、どうなるんだろう?」
「書き手のお馬鹿な都合で今は進められないと、そんな噂を小耳に挟みました。もうしばらくのんびり出番を待つしかないようです、ジュノーさん」
「これはヴィルケ専務、事情通なあなたの言葉は頼りになります。そうですか……なら出番が来るまでおしゃべりでもして、ゆっくり過ごすとしましょう。あれ?良い香り……ああ、ありがとうエルンスト!あたたまるよ!君って本当に気が利くなあ」
「バイトしていたカフェの、特製レシピのスパイスホットワインです。叔父さんもどうぞ召し上がれ。ね、叔父さん、他にも面白い噂を掴んでいるんでしょう?ぜひ聞かせて欲しいな」
「僕からもお聞かせ願いたいです、ヴィルケ専務。ジョークでも大歓迎ですよ」
「ハハ、ジュノーさんもお好きですね!しかし、他ならぬ可愛い甥の君におねだりされると弱いよ、エル。そうだな、口止め料も貰っていないことだし、この場でとっておきのネタを君たちにお披露目しても問題ありますまい。ではご興味をお持ちであればお聞き下さい、ジュノーさん、そしてエル。極秘中の極秘、一度しか言いません。この先の展開に関する情報を入手しましたので特別にお話ししましょう。実は……」
((ゴクリ))
「ま、マぁヂっすかーーー!!??専務!!!」
「 ―― 聞こえなかったじゃないか、ジャンルカ!突然大声で乱入しないでよ!!」

✜ ✜ ✜ トイフワケニテ只今一時停止中ニアリ〼。續キヲオ待チノ奇特ナル方々ニハ、ナニトゾゴ容赦ノ程ヲ ✜ ✜ ✜

1/31/2025, 2:07:29 PM