「力を込めて」
弱い自分を殴った。
何度も、何度も、何度も、何度も、何度も。
そうしないと生きるための一歩を出せなかった。
みんなの言う ”普通” になれなかった。
元気で明るくてみんなに優しい素の自分に戻れなかった。
あの時、私は弱い自分を殴ったのに手当をしなかった。
だから、弱い自分は血だらけで痣だらけのまま。
でも、これでいい。
こうするしかなかったから。これが最善策だったから。
「ごめんね、私のために居なくなってね」
そう心の中で唱えて
今日も私は弱い自分を心の奥に閉じこめる。
10/7/2023, 3:05:30 PM