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#27 ただ泣いた日。その次の日は、学校だった。
  
自分の未来が怖くなり、どうにか1年はやってこれたのに、今になって苦しくなってしまった。
"彼"が優しくて心配してくれてから、1人がどんなに心細いことなのにか…。
1人で気持ちは閉じ込めておくって決めたはずなのに、"彼"という一筋の光が美しくて。
演じている明るい自分で過ごす日々が楽しい、って思おうとしているということにも気づいた。

そして、人に支えてもらえることが、
どんなに嬉しいのかを知った。
苦しんでいるところを見られてから、
学校でも発作が起きるようになってきた。
完全に、病気が悪化している。

できる限り、1人でトイレに駆け込んで、薬を飲んで発作が落ち着くのを待っていたけど、なかなか乗り越えられなくなっていた。そんな時に、"彼"は声をかけてくれた。
その日は、泣いたあとで目が腫れていたからだろう。
なおさら、いつもとは違う自分だったのかもしれない…。
薬をどうにかポケットから取り出している時、「どうした…?」そう言って身体を支えてくれたのだった___。


___一筋の光

11/5/2022, 12:45:16 PM