春
桜の下で交わした言葉
やがて散る花びらのように
君との約束は空へ溶け
静かにページは閉じられた
夏
蝉時雨に包まれながら
残された想いは熱を帯び
眩しい陽射しの向こうに
君の影を探していた
秋
落ち葉が舞い 道を覆い
すれ違う風に 名前を呼ぶ
赤く染まる夕空に
未練の色がにじんでいた
冬
白い吐息に隠された言葉
届かぬ想いは雪に埋もれ
それでも灯る街の光が
君との未来を示していた
そして一年の物語を閉じ
私は次のページをめくる
そこには再会の春が
新たな始まりを描いていた
9/2/2025, 10:52:28 AM