夏の神社の前の通り。立ち込める煙と鼻をつく油とソースの香り。細道のほうを見ればカップルがいちゃついている。願いと目的を失った仮想的お祭りに果たして意味はあるのか。そんなことを思いつつりんご飴を囓る。そのとき、風が吹いた。生暖い風だったが、右の方を抜ける風が少し寒い。ひゅう。
7/28/2023, 11:47:33 AM