夏降り注ぐ日差し。青々とした空。弾力のありそうな雲。窓越しのそれらを眺めながら、水滴のついたグラスを持ち上げる。カランと氷が音を立てた。エアコンからは冷たい風がガーガーと吹き、扇風機が冷気を部屋の隅々まで届ける。少し柔らかくなったパピコの口を切って吸い付くと、甘さと冷たさが脳を直撃した。「っはあ〜〜〜夏サイッコー!!」「いや姉ちゃん部屋でだらけてるだけじゃん」「これが私の夏なんですうー!」
6/29/2023, 2:08:23 AM