地面に皮膚が打ち付けられたのはほんの数秒の事だった靴を脱ぎ揃える私の言葉を書いた紙を置く目を瞑り深呼吸をする「さようなら」そう呟いて一歩踏み出す一気に体が軽くなったそれと同時に心も軽くなった恐る恐る目を開ける私の視界には今まで見たことのないような青い世界が映っていた嫌な音が響き渡る人々の叫び声そっと目を閉じる私〈落下〉
6/18/2023, 10:16:15 AM