目が覚めると暗く深い海の底のような感覚がする。思うように動かない身体、息をする事すら億劫になるほど。だが目線の先にあるきらびやかな光。重い身体を動かして、その光に触れてみる。光が弾けたような眩しさが眼を襲う。閉じた眼を開くと、そこは何時もと変わらぬ朝だった。嗚呼、また失敗した。
7/10/2023, 10:19:00 AM