ゆきむる。

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20XX年


「このままでは滅びるから持続可能な社会にしよう」と青の星のおうさまが言った。

地上は核の炎ではなく太陽光パネルに覆われた。

じんるいは滅亡の危機を回避できたけどパネルの下で暮らすことになったので太陽を見ることができなくなった。

それから1000年経って、太陽が文献上の存在になった頃、他の星からスペースシャトルがやってきた。青の星は大騒ぎ。

「こんにちは。我々はうちゅうじんです。太陽を探索しにまいりました。」

「太陽なんて迷信ですよ^_^」
「いや、こうしてうちゅうじんが現れたのだから太陽だってあるのかも?」

「何をいってるんですか?ここが太陽ですよね?」

「え?」
「ええ?」

青の星の太陽光装置は太陽の光を反射して宇宙から見るとギラギラに光ってるそうだ。
他の星の人々からは大きな太陽と小さな太陽があると思われていた。

太陽を忘れて太陽になってしまった星の、お話。




-お題『太陽』

8/6/2024, 10:45:50 AM