にゃんた

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星空

星空と言って、思い浮かべるのは、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」です。主人公のジョバンニと、カムパネムラが、星空の中の停留所に、停まりながら電車に乗っているという物語です。北十字や鷲座や白鳥座などの星座の停留所です。とてもロマンチックな物語だなと思っていたら、最後に、一緒に銀河の旅をしたカムパネムラは、実は、銀河鉄道の旅をする前に、亡くなっていたのです。悲しいお話なのです。当時の宮沢賢治さんのとりまく世の中やご自身のつらい経験などが、このお話に表れてるのかなと想像します。
悲しいお話なのですが、白鳥座のアルビレオを宝石のトパーズとサファイアが回っていると表現されているところが、星空好きの私には、ステキだなと思います。

7/5/2024, 2:10:47 PM