友達が、引っ越すことになった。メールするから大丈夫だよと嗜める友達を目の前に、やはり僕は寂しさでいっぱいでたまらなかった。明日から誰と登校すればいいのだろう。誰とお昼を食べに行けばいいのだろう。友達と呼べる人は、たった一人しかいないのに。そんな僕を心配してか、友達は一枚の写真をくれた。満点の星空の、写真だ。「ねぇ、あの時星見に行ったの覚えてる?」離れていても、大丈夫。僕たちは、この星で繋がっている。と友達は言っていた。
4/5/2023, 11:07:15 PM